家庭教師のアルバイト③~驚きの宿題

家庭教師としての経験

皆さん、こんにちは

チョークです

さて、家庭教師のアルバイトのお話の続きです

私が驚いた宿題ですが、、、何だと思いますか?

それはなんと「英単語のかきとり」でした

高校三年生にまでなって「英単語の書き取りを宿題で出す学校があるなんて・・・」と驚愕に打ちひしがれました

英語はもう一つ宿題があって、「次回授業でやる予定の教科書の本文を全部和訳する」というものも、宿題として出されていました

こんな教師に対して、ボクは思いました

お前は本当に生徒の英語の成績を上げるつもりがあるのか問いたい

問い詰めたい

小1時間問い詰めたい

お前、宿題って言いたいだけちゃうんかと

一応普通科の高校だったので、人数は多くなくても大学受験をする学生はいますし、専門学校でも英語が入試にあるかもしれません

しかし、この高校の学生が受けるような学校で記述式の英語が出るなんてことは(今は知りませんが当時は)ほとんど考えられませんでした(マークシートが主流)

また、英語の全文訳など、そのページで新たに学ぶべき部分以外も無駄に和訳させる作業を課すもので、非常に非効率的と言わざるをえませんでした

そして、ここは重要な点なのですが、上記の宿題は、少なくとも大学受験という観点から見たときに、果たしてそれが本当に「学習」として効果を持っているのか、単なる「作業」になりさがっているのか?という観点が決定的に欠けており時間をいたずらに浪費する作業にしか見えなかったのです

学習か、作業かというのは、私が大学受験の際に強く意識していたことです

できる問題を何度も解き返して満足感に浸っても意味が無く(作業か自己満足)、受験という出題範囲が定まっているフィールドでは、できないことを減らしていく(この点については、問題集の使い方として、また項を改めて書こうと思います)ことこそが学習だとボクは考えています(あやふやな問題を定着させるための繰り返しは有益ですが、100%習得した問題を何度も解きなおすのは意味が無いどころかタイムマネジメント的に有害です)

このとき、まだA君の両親が学校の先生であることを知らなかったボクは、A君に対して、何らためらうことなく「宿題なんかやらなくていいし、こんなのやってたら大学に受かる勉強の時間が減って大学には入れない」と指導をしました

基本的に、習熟度別クラスをとっていないような集団授業において、一律に宿題を出すというのは非常に非効率的であるというのが、現在においてもボクの持論です

その意味で、うちの子の小学校の宿題も、あまり意味が無いと思っています・・・が、嫁は子どもが学校の宿題をしないと怒るので、現在の我が家では非常に悩ましい問題としてボクの前に立ち塞がっています

ただ、ここ最近は、塾と学校の両方をしっかりとやっていくのは難しいのではないか?という会話もあり、ひょっとすると劇的に状況が変わるかもしれません

家庭内での立場を無視して、一般論として述べるのであれば、子どもの習熟度を考えずに出された宿題については有害になる場合が往々にしてあるといえるのではないでしょうか

とはいえ、現在の中学受験は、塾に通い、塾で出される大量の宿題にくらいついていくという方式があり、我が子の塾もそのような形になっています

この点については思うところもあり、学校の宿題をやらない代わりにA君に課した課題が何だったのかという点から、次回、書いてみたいと思います

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