友達と宿題と算数~時計の針の角度問題の解き方

受験対策

皆さん、こんにちは

チョークです

今日は子どもの友達が朝から遊びに来ていたようです

算数の問題準備

うちの妻と友達のお母さんで話し合って、遊ぶだけではなく、一緒に勉強する時間も作ろうという話になったようでした

恐るべし中受のママ友・・・

そして、昨晩突如それを告げられたボクは、子どもが勉強するようの教材の準備をすることとなりました

うちの子が「図形だったら一緒に勉強してもいい」と言っていたとのことで、平面の角度と面積の問題を中心に問題を集めさせていただきました

お友達は優等生

今日来る友達は優等生らしく、妻情報では偏差値60の壁を突破済みとのこと・・・

どこの偏差値か知りませんが、偏差値30では界王拳2倍以上を使う必要があります・・・界王拳って戦闘力上がるけど偏差値あがるのかな?などとくだらないことはさておき、結構優秀なご様子

経過報告

午前中は、子ども同士で遊んでいたようですが、午後からは勉強に着手したようで、妻からLINEが・・・

曰く、友達の方は字もきれいで読みやすく、計算もきれいに書かれていて何を計算しているか見直しやすい・・・等々

そんな中で、時刻と角度の問題、そう、時計の問題については苦戦しているようだとの報告

ちなみにうちの子は、時計の問題は飛ばして手も着けなかった様子・・・

実際その子の計算式の写真も送ってもらったところ、やり方をまだ知らないみたいだったので急遽その限度で私が作っていた解答ノートを送ることに

送った解答

以下の画像2枚が送ったものです

時計問題の解き方(基本)

基本的には長針と短針の角度を出して差を求めればOK

ただ、算数が苦手な子どもは混乱をしてしまうので、私は、上の図にあるように

○時○○分

という時刻の上と下に線を引き、上が長針、下が短針としています

その上で、長針については、1分あたり6度(=360度÷60分)なので、分のところだけ注目するようにさせ、短針については、1時間あたり30度(=360度÷12時間)、1分あたり0.5度(=30度÷60分)の和で表されることから、これを図示させるように指導しています

なお、普段はこのやり方でうちの子に教えていますが、友達は60の壁を越えてるとのことなので、1分あたり5.5度長針と短針の角度が変化する(長針の動き6度-短針の動き0.5度)を前提に、○時ジャストからスタートして計算する解き方も記載してみました。

あと、注意するところとしては、ざっくり時計の図を書いてみることで、大間違い(アリエンやろ!って角度を答えてしまうこと)やどっちの角度が小さいかを確認することができるし、イメージも持ちやすいことから、簡単に図を書くように指示しています

これに基づくと、

(1) 7時30分は

     長針: 6度 ×30m=180度

     短針:30度 ×7h=210度

        0.5度×30m=15度

            合計  225度

  225度-180度=45度

 が答えとなります

同様に、(2)は

  長針:6度×20m=120度

  短針:30度×1h+0.5度×20m=40度

  角度は差を取って120度-40度=80度

となります。

(3)は、

  長針:6度×10m=60度

  短針:30度×9h+0.5度×10m=275度

で差をとると275度-60度=215度になりますが、図を書いてみると、これが「大きい方の角度」になり、答えで要求されている「小さい方の角度」ではないことが一発で分かるので、360度との差を取って

  360度-215度=145度

が答えとなります。

 最初から小さい角度を計算させるということも考えたのですが、手順が増えると、子どもが混乱する可能性があると考え、この方法がベターかなと現状では考えております(ベストかどうかは、受験算数のプロでないから分かりませんが、算数偏差値30のうちの子でも理解できた解き方です)

        

別解

ちなみに、別解のほうは

(1)は7時ジャストで、長針はスタートの「0度」、短針が「30度×7h=210度」

30分で、長針が短針を追いかける形で1分あたり5.5度ずつ差が縮まるから、縮まる角度は「5.5×30m=165度)

したがって、「210度-165度=45度」になります

(2)は、1時ジャストで、長針はスタートの「0度」、短針が「30度×1h=30度」

20分で、5.5度差が動くので、「5.5度×20分=110度」なので動く量からして短針が長針を追い抜いている

これは図を見ると明らか

で、110度-30度で答えは80度

(3)は、9時ジャストで、長針はスタートの「0度」、短針が「30度×9h=270度」

長針は短針を追いかけてきて、10分で5.5度進むから、「5.5度×10m=55度」差が縮まるから、9時10分における角度は、「270度-55度=215度」

これは、180度を超えてるから、大きい方の角度で、時計の図を書いてみても明らか

だから、「360度-215度=145度」

となります

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