皆さん、こんにちは
チョークです
今回はつるかめ算の第2回です
まず、前回のおさらいをすると、つるとかめの合計の数が分かっているが、どちらが
何匹かわからない場合の解き方としてつるかめ算という考え方がありました
つるかめ算っていうくらいだから、鶴と亀の場合にしか使えないのかな?
そんなことはないよ
典型的な説明として、鶴と亀が昔から使われてきただけなんだ
だから、鶴と亀以外の場合でも使うことができるよ
この考え方は、もともと古代中国で考え出された計算方法なんだけど、その時はキジとウサギで説明されていたんだよ
その後、日本では江戸時代に鶴と亀で説明するようになって、歴史的につるかめ算といわれるようになったんだ
へ~、そうんだんだ
じゃあ、どんな時に使うことができるの?
前回を思い出すと、鶴と亀の合計の数が分かっていたことから
「全体の数が分かっている」
ということが使える場面の条件の一つになるよ
一つってことは他にも条件があるの?
前回の問題だと、鶴と亀いて、全部でどれだけいるかってことしか問題で指定されていなかったよ
鶴と亀が条件なんだよ
え?
どういうこと?
鶴と亀なので、鶴は足が2本、亀は足が4本って計算したでしょ
それが条件なんだ
これが、カブトムシだったら足が6本、タコだったら足が8本って計算するんだよ
世間の常識として足が何本ってことが分かっているから問題として足が何本と書いていないけど、鶴だったり、亀だったり、カブトムシだったり、タコだったりと、これが足の本数を条件として提示しているんだ
そうなんだ
そうすると、それぞれの足の数が分かればよいってことは、足以外にも使えるってことだよね?
たとえば、50円玉と10円玉の枚数とか、10000円札と5000円札の枚数とか
そのとおり!
つるかめ算を使える場合としては
・全体の数がわかっていること
・それらに含まれる量(足の本数や値段)が分かっているが、いくつずつあるかわからないこと
っていうことができるんだ
たとえば、次のような問題でもつかえるよ
「1000円札と5000円札が合わせて30枚あって、合計の金額は82000円です。この場合、5000円札は何枚ありますか?」
つるかめ算で考えると、5000円札の枚数が聞かれているから・・・まず全部聞かれていないほう、つまり全部1000円札だったら、って考えるのよね?
そうだね
ここを間違えると、何の数を計算しているのかわからなくなるから、ここの考え方は重要だよ
実際、計算自体はできても、逆のものの数を答えてしまう間違いをよく見かけるんだ
解いた子は「計算はできてたのに・・・惜しかった!」なんて言うけど、何を計算しているかもわかっていなんだから、惜しくも何ともないよね
耳が痛いわ
さて、全部1000円札だとすると
1000円×30枚=30000円
だね
そうすると、足りない金額は
82000円ー30000円=52000円
だね
一方、1000円札を1枚5000円札に交換すると
5000円ー1000円=4000円
増えることになるね
そうね
そうすると、交換しなければいけない5000円札の枚数は
52000円を4000円で割ればいいはずだから・・・
52000円÷4000円=12枚
どうかしら?
正解!
つるかめ算の使い方、わかってくれたかな?
今日覚えてほしかった大事なことは、
つるかめ算は、鶴と亀以外でも使えるってことだね
あとは、つるかめ算の考え方の復習ってところだね
ありがとう!チョーク
これでつるかめ算は完ぺきね
いやいや、ここまではつるかめ算の基本だよ
つるかめ算を使いこなすにはこれを応用できるようになる必要があるんだよ
次からは応用問題に取り組んでいくよ
まだまだ道は長いのね・・・
がんばるわ